電通デジタルは、大手企業で事業変革を具現化してきた損害保険ジャパン顧問の中村愼一氏を、2023年6月より客員エグゼクティブコンサルタントとして迎えたことを発表した。
中村氏は、これまで事業会社にて数々の新規事業を立ち上げてきた。損害保険ジャパンでは、立ち上げた複数の新規事業が4年で売上100億円を達成し、黒字化が見通せるまで事業の成長を牽引した。その開発・推進への多角的な着眼点に加え、スタートアップ企業との連携、社内外への交渉や人材育成などの実践経験を有しているという。
電通デジタルでは、「既存事業の深化」と「新規事業の創造」をハイブリッドで行う「両利きの経営」の実現を推進し、生活者への生涯にわたる寄り添いと企業の事業成長を目指す事業変革支援に取り組んでいると述べている。
今回、中村氏を迎えて両利きの経営の具現化を強化すべく、「アセットドリブン事業変革サービス」として、以下の提供サービスの展開を予定しているという。
「アセットドリブン事業変革サービス」サービス予定内容
- アセットドリブン変革診断
- 既存事業×新規事業の両利き実践戦略の構想~推進
- 既存顧客を基盤化する新たな顧客接点の開発
- 自社資産を活用した骨太な新規事業創造
中村 愼一氏コメント
これまでの私自身のキャリア23年にわたりパナソニックと損害保険ジャパンという異なる業界の大手企業の中で複数の新規事業を創造、拡大してきた知見を生かせればと思います。
中村愼一氏プロフィール
損害保険ジャパン株式会社 顧問
1985年上智大学経済学部卒業後、松下電器産業(現パナソニック)入社。ハイホー・シーアンドエー代表取締役社長などを経て、2008年に会員サイト「CLUB Panasonic」を運営。会員数1000万人、月間2.2億PV規模に育て顧客ロイヤルティ向上に貢献。2017年11月、損害保険ジャパン日本興亜(現損害保険ジャパン)に入社し、新規事業の常務執行役員として、個人間カーシェアサービス「Anyca」、マイカーリースの「SOMPOで乗ーる」、駐車場シェア「akippa」をはじめ6件の新規事業を推進。2023年4月より、損保保険ジャパンの顧問に就任。著書に『ユーザーファーストの新規事業 -社内の資産で新たな成長の種をまく-』(宣伝会議)