川崎重工業（川崎重工）、神戸商工貿易センター、神戸市の3者は、AIを活用したソリューション創出および人材育成を目的に、日本マイクロソフトと連携し「Microsoft AI Co-Innovation Lab」（以下、ラボ）を、2023年秋を目途に神戸商工貿易センタービルに開設する。

　同施設は、利用企業が取り組むDX課題やデジタルを活用したビジネスアイデアに対し、マイクロソフトがAI・IoT関連の技術・サービスを利用したソリューションの構築・プロトタイプ作成までを支援する「共創」の場。米国、中国、ドイツ、ウルグアイにも同様の施設が設置されているという。

　同ラボを利用することで迅速なソリューション構築が可能になるほか、マイクロソフトやラボを介した他社とのコラボレーション機会の創出も期待。また、AI・IoTの活用に関するセミナーの開催など、人材育成の機会も提供するとしている。

　3者は同ラボを通じて、国内外問わず顧客の課題や社会課題に対するソリューションとその事業機会の創出をサポートするとともに、最先端のAI・IoTを活用したソリューション創出・人材育成に関する取り組みを神戸からグローバルに発信。産業振興・新規ビジネス創出や地域活性化に貢献していくという。