クアルトリクス本格導入までの道筋
名鉄グループでは、2023年3月からクアルトリクスの本番導入を進めている。第一段階では、トライアルで参加した4社のうちBtoB形態である名鉄自動車整備を除き、そこに8社を加えた計11社を対象とした。これらは元々無償のフォームを使っていた企業である。また、第二段階では、業績評価対象外会社の約100社も任意で対象とした。
4、5月は11社を対象としたアンケート設問作成と本番配信およびダッシュボード作成、6、7月は業績評価対象外会社を対象としたアンケートの設問作成と本番配信というスケジュールを予定していたが、現在では1.5~2ヵ月ほど本導入のペースが遅れていると壁谷氏は話す。トライアルで急ぎすぎた反動もあるが、大元となるカスタマージャーニーマップ(CJM)の再定義に時間がかかってしまったことが一番の原因だという。また、4月の定期異動でプロジェクトメンバーが替わってしまったことも一因のようだ。当初は今年9月までの導入完了を目標としていたが、現在では年度内の導入完了を目指している。