電通グループは、Merkle(以下、マークル)を通じて、Salesforce(以下、セールスフォース)との提携を拡大したと発表した。
これにより、電通グループの顧客企業は、マークルの生成AIソリューションである「Merkle GenCX」と、セールスフォースによるCRM向け生成AI「Einstein GPT(アインシュタインGPT)」の連携が可能となる。AIを活用したインサイトを消費者との相互コミュニケーションに活用することで、最適な顧客体験の提供および管理を実現するという。
また、マークルは、2022年にエンタープライズプラットフォームである「Merkury」の提供も開始しており、顧客企業は、Einstein GPT、Merkle GenCXに加えて、同プラットフォームも併せて活用可能に。大規模な企業データから実用的なインサイトを生成して、予測モデリング、プロファイリング、消費者の定義付け、類似モデリング、クリエイティブにおける意思決定、パーソナライゼーション、広告コピー生成などのマーケティングおよび商取引のユースケースを自動化し、インサイトから実際のアクションに移すことが可能だとしている。
電通グループは今後も、顧客体験マネジメント領域での提携拡大のみならず、同領域へ経営リソースや投資を集中させていくという。