なぜ開示に「説得力」と「ストーリー性」が必要なのか
田中:やはり、一見ネガティブな情報を開示したくないというのは、かなりの企業が本音として持っているようですね。実際、日本企業の開示には「こんな賞を獲りました」とか「女性がこんなにたくさんいます」とか、とにかく実績やポジティブに映りやすい情報をたくさん載せるだけ、というケースがたくさんあり、それこそが理想の開示なのだと無意識に誤解されている方が多いのかもしれません。
もちろん、実績があることは良いことですが、それとAs is - To beギャップの定量把握というのは、また別の話だと私は思います。この開示のバランスをどう上手くとればよいのか……。