伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は、SAPジャパン(以下、SAP)のクラウドERPサービス「GROW with SAP」の戦略的パートナーシップを締結した。
CTCは、SAP ERPの標準導入(Fit to Standard)とAPI連携で基幹システムの最適化を実現するソリューション「Figues(フィグ)」を活用することで、クラウド環境へのスムーズなシステム移行を実現。SAPのERPを既に利用している、または導入を検討している顧客向けに提供し、3年間で100億円の売上を目指すという。
GROW with SAPは、SAP ERPソリューションのパブリッククラウド版である「SAP S/4HANA Cloud, public edition」の利用にあたり、導入促進サービス、コミュニティ、トレーニングなどを含めて、企業の継続的な成長とイノベーションを支援するサービス。クラウドERPを中心に、AIやノーコードの開発ツールを含めた拡張プラットフォーム「SAP Business Technology Platform」や、SAP S/4HANAへの移行のベストプラクティスである方法論「SAP Activate」などが利用でき、SAP S/4HANA Cloud, public editionの効果的な活用が実現できるとしている。
同パートナーシップにより、Figuesの導入を促進して、顧客の基幹システムの最適化と有効活用、業務プロセス改善の内製化を支援。CTCは、基幹システムの利便性向上につながるFiguesの機能拡充や、GROW with SAPに関連するエンジニアの育成強化を通して、顧客の業務効率化やDXの推進に貢献していくという。