東芝デジタルソリューションズは、テクノスジャパンと、製造業における調達分野でのソリューション展開に向け、協業を検討する基本合意書を締結した。
東芝デジタルソリューションズが提供する「Meister SRM」は、調達部材のコスト構造まで管理できる電子見積機能や、サプライチェーン情報を管理し生産活動の中断リスクを低減する取引先管理・BCP管理機能を有したバイヤとサプライヤのコミュニケーション基盤。テクノスジャパンが提供する「CBP(Connected Business Platform)」は、各企業が持つERPやCRM同士を連携し、企業間データを活用していくための協調プラットフォームだという。
今回の基本合意書に基づき両社は、調達業務プロセス全体の統制/標準化や、可視化によるサプライヤ管理・評価を実現する調達ソリューションの提供に向けて、Meister SRMとCBPを連携させることを検討していくとしている。
また、将来的にはMeister SRMで収集した見積情報やサプライヤのCSR評価と、CBPで取得した納入実績などのデータを組み合わせることにより、サプライチェーン全体におけるCO2排出量をはじめとした環境情報や納入計画と実績などを可視化し、製造業の重要課題の解決を目指すという。