従来の常識とは異なる、これからの組織変革に必要とされる人材とは
私が組織の責任者からよくご相談いただくのが、「うちにはDX人材がいない」というお話です。しかし、実際は組織内に素養のある方を既に抱えている場合が多いです。専門職ではないけれど、デジタルが得意、あるいは興味を持っているという人です。新しいことに積極的に挑戦したい「イノベーター」や「アーリーアダプター」と呼ばれる層は、イノベーター理論によれば組織全体のうち16%存在すると言われています。これらの人材はDXの推進力となり得ます。
しかし多くの企業では、これらの人材が適切に認識されず、活用されていないのが実情です。従来の業務に固執し、新しい才能や能力を見落とすことが、日本企業の課題となっています。これを解決するためにはDX人材を効果的に活用し、彼らの能力を最大限に発揮させることが必要です。