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「DX2.0」に必要な人材と組織

DX時代の企業の生存戦略──変革を推進する「DX人材」の育て方

第6回

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 前回は低コスト・スピーディーなDX推進の鍵を握る「ノーコード・ローコードによるスモールスタート」について解説しました。今回は、DX推進の担う「DX人材」について、なぜ必要なのか、どのように育成すればよいか解説しています。

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デジタル人材とDX人材の違い

 企業はDXを推進しなければ生き残っていくことが難しいと言われるようになり数年経ちました。しかし、一部の先進的な企業を除き、多くの企業がDXに苦戦し、思い通りに進まない現状があります。そうした企業が口を揃えるのが、「DX人材不足」がDX推進のボトルネックにあることです。この人材不足の課題は日本全体として明白であり、国もその対策に取り組んでいます。課題解決がなかなか進まない現状もあるため、その背景について深く考える必要があります。実際に、2023年に当社が実施した「DX実現に向けた課題とコロナ禍における意向調査 2023年」でDX推進における企業の課題を見ると、「今後どのようなことが新たな検討事項となると考えられますか?」という問いに対して、「DX推進人材の確保・不足」が非常に高い割合を示していました。

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 私は、「DX人材」という言葉の曖昧さが、その根幹にあるように感じています。似たような言葉に「IT人材」「デジタル人材」などがありますが、名前にある通り「DX人材」はその他と明らかに異なる意味を持ちます。当然使う人の意図に依存する部分があるものの、認識の曖昧さが課題解決の推進を阻害する可能性があることを考えると、ここで改めて言葉の意味を明確にすることが重要です。

  「DX」とは、「Digital Transformation」の略称なので、「DX人材」とはその言葉通り「デジタルを活用して事業を変革させる人材」と言い、広義には企業の変革を推進できる主体としての人材を指します。一方「デジタル人材」「IT人材」は、デジタル/ITを活用する人材であり、具体的なスキルを持つ専門職として位置付けられています。

 楠木健氏と山口周氏の共著書『「仕事ができる」とはどういうことか』では、「スキルとセンス」の違いが語られています。「スキル」とは、言語化・数値化が可能であり、習得のための正しい方法論が確立されているもので、プログラミングやエンジニアリング、ITスキルなどに該当します。一方で「センス」はスキルと異なり、数値化が難しく、身につけるための体系化は難しいですが、ビジネスの世界において常に求められる重要な要素であり、「変革を推進する人材」に必要とされるものだと考えられます。

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この記事の著者

田中 達之(INDUSTRIAL-X)(タナカ タツユキ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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