ソフトバンクのグループ会社であるリアライズ・イノベーションズは、AIを活用したヘルスケアソリューションを提供するオーストラリア連邦のスタートアップ企業であるSahhaと、日本国内でのメンタルヘルステック領域で業務提携した。
これにより、リアライズ・イノベーションズは、国内の企業向けにSahhaのソリューションを販売するとともに、Sahhaの技術支援を受けてメンタルヘルスケア関連のソリューションを開発・提供するとしている。
Sahhaは、スマートフォンやウェアラブルデバイスなどから得られるデータをもとに、病気の有無や治療による変化を可視化する指標「デジタルバイオマーカー」を活用して、心身に関する健康度を評価する保険業界など企業向けのAIソリューションを開発。また、スマホアプリ向けのSDKおよび、利用者の心身状態の解析結果を取得可能なWeb APIを提供しているという。
リアライズ・イノベーションズは、これまでもヘルスケア領域で活用できる行動解析や睡眠解析のソリューションを提供するAI企業との業務提携を進めている。今後は、同社が持つ移動手段や勤務時間などの行動データや、睡眠の深さや睡眠負債などの睡眠データに加えて、SahhaのSDKやWeb APIを通して収集したメンタルヘルスに関するデータも複合的にAI解析することで、企業や個人に対して、メンタルヘルスケアのサービスを提供する予定だとしている。