プロフェッショナルバンクは、上場企業で正社員として働く女性の管理職および一般社員を対象に、「女性活躍・管理職」に関する意識調査を実施した。
「女性リーダーが活躍している」と感じている女性は6割以上
会社で女性リーダーが活躍しているかを質問したところ、「とてもそう思う」が21.5%、「そう思う」が40.0%となった。6割以上が、自社では女性リーダーが活躍していると思っていることが分かる。また、ロールモデルとなる女性社員はいるかと質問したところ、半数以上が「いる」(56.3%)と回答した。
約7割が「自社において女性の活躍を推進する文化や体制が醸成されている」と回答
会社の職場文化や制度について、女性のキャリア成長や昇進をサポートしていると思うかを質問したところ、「そう思う」が45.0%。「とてもそう思う」の22.2%を合わせると、約7割が、自社は女性のキャリア成長や昇進をサポートしていると感じていることが分かる。
次に、女性の活躍を推進する取り組みや施策として何が有効だと思うかを質問したところ、「出産・育児支援」(48.1%)が最も多く、次いで「産休・育休からの復職支援」(47.4%)、「多様なキャリアを選べる仕組み」(45.8%)と続いた。
「管理職に就きたい」と回答した女性一般社員は、わずか2割程度
女性一般社員に対して、将来、管理職に就きたいと思うかを質問したところ、「とてもそう思う」が4.7%、「そう思う」が17.7%と、合わせて2割程度に留まる結果に。
また、今の会社で管理職を目指すうえで、どのような課題やハードルがあるかを質問したところ、「業務負荷や責任の増大」(61.6%)が最多となり、次いで「仕事とプライベートの両立」(56.0%)、「労働時間の長さ」(44.8%)と続いた。
女性管理職の約8割が「管理職になって良かった」と回答
女性管理職に対して、管理職になって良かったと思うかを質問したところ、「とてもそう思う」が31.3%、「そう思う」が47.6%と、約8割が管理職になって良かったと感じていることが分かった。
「とてもそう思う」「そう思う」を選択した回答者に、管理職になって良かったことを質問したところ、「新たなやりがいが生まれた」(54.3%)が最も多く、次いで「自身の成長につながった」(53.6%)、「給料が上がった」(50.9%)と続いた。
次に、管理職を目指した、または引き受けた動機は何かを質問したところ、「よりやりがいのある仕事に就きたかったから」(26.6%)が最多となった。次いで、「もっと仕事の上で成長したかったから」(22.3%)、「給料が上がるから」(20.7%)となった。
最後に、女性管理職として活躍するうえで、感じている課題やハードルを聞いたところ、「仕事とプライベートの両立」(45.6%)が最も多い結果に。次いで、「業務負荷や責任の増大」(41.9%)、「労働時間の長さ(40.5%)」と続いた。
なお、同調査の概要は次のとおり。
- 調査概要:「女性活躍・管理職」に関する意識調査
- 調査期間:3月21日~24日
- 調査方法:リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMAによるインターネット調査
- 調査人数:1024人
- 調査対象:調査回答時に上場企業に正社員として働く女性であると回答したモニター
- 調査元:プロフェッショナルバンク
- モニター提供元:ゼネラルリサーチ