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企業のDX推進、7割が「実行段階」 課題は人材不足と費用対効果の不透明さ──AKKODiS調査

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 AKKODiSコンサルティングは、従業員300名以上の企業に勤める経営層と課長クラスを対象に、「自社内のDXへの取り組み状況や課題」について調査を実施した。

DXの取り組み状況は、7割の企業が「実行段階」

 DXの取り組み状況について、「実行段階」が68%、「計画段階」が12%と、すでにDXの取り組みを進めている企業が8割に上ることが分かった。また、残り20%は、「今後取り組む予定ではあるが、具体的な計画はない」と回答した。

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DX導入の目的は、「業務効率化/省人化」が最多

 DX導入の目的について、「業務効率化/省人化」「コスト削減」の順に多く、次いで「コスト削減」「売上拡大」「基幹システムの刷新、再構築」と続いた。導入目的に関しては、「経営陣と課長クラス」の比較、「実行段階と計画段階」比較においても同じような問題意識をもっているという。

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 また、導入目的で優先順位を1位と回答した項目を分析したところ、回答数が多かった「業務効率化/省人化」が最も多く、次いで「売上拡大」を1位と回答した企業が4割以上であった。一方で、回答数が2位だった「コスト削減」を1位に選んでいる企業は15%にとどまっている。

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DX導入に不足している人材は、「企画、推進、普及促進を行う人材」が1位

 DXを導入するうえで不足している人材について、「DXの企画・推進・普及ができる人材(プロデューサー)」と回答した比率が、経営層・課長クラスともに最も多い結果となった。

 DXの成功には、戦略的な企画と推進力が不可欠であり、特に経営陣ではより強い人材不足感が示されている。また、プロジェクトマネージャー、ビジネス/サービスデザイナーなど、技術的実行力が求められていることが分かった。

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DX導入の課題、1位は「費用対効果が見えない」

 DX導入における課題は、「費用対効果が不明確」、「コストの高さ」が高い結果になり、導入によって得られる効果が明確ではないと感じているという。いずれも、経営層のほうが強く感じている課題感であり、意思決定にも影響を及ぼす恐れがあると同社は述べている。

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 なお、同調査の概要は次のとおり。

  • 調査対象:従業員300名以上の企業に務めている課長クラス、経営層
  • サンプル:1060名
  • 調査⽅法:インターネット調査(インテージ)
  • 実施時期:2024年3月13⽇〜15日

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