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旭化成中村氏が語る、日本のIPランドスケープの現在地──最新アンケートが示す「成果」と「課題」とは?

PatentSight Summit 2024レポート Vol.2

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EU・韓国のIPL推進団体と日本での取り組みの差分

 続いて講演は、海外連携分科会の内容に移った。前述の通り、海外連携分科会は、海外企業のIPランドスケープの実態を知り、日本のIPLとの違いを明確にすることで、IPLのさらなる高度化を目指している。連携先として日本のIPランドスケープ推進協議会と同様の企業の外部団体を探し、EUではパテントドキュメンテーショングループ(「Patent Documentation Group」、以下PDG)の「Analysis & Visualization(A&V)分科会」、韓国ではコリアン・インテレクチュアル・プロパティー・アソシエーション(「Korean Intellectual property Association」、以降KINPA)と連携を進めてきた。

画像を説明するテキストなくても可
資料提供:IPランドスケープ推進協議会/クリックすると拡大します

EUの連携先であるPDGの状況

 PDGはもともと、「サーチャー(特許調査員)」の組織が発展してできた、ドイツの大企業を中心とした団体である。EUでは、「IPランドスケープ」とは言わず、IPインテリジェンスなどと呼んでいるが、取り組み自体は日本と似ていると中村氏は整理する。IPLの活動の観点を、「Source(さまざまな情報源からの情報を統合し、外部情報を企業活動に取り組む)」「Delivery(カスタマイズされた形式で積極的配信)」「Use Case(さまざまな目的・戦略に対応)」「Target Group(さまざまなターゲットと実行)」という4点を挙げ、この考え方は日本とよく似ている。

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フェリックス清香(フェリックスサヤカ)

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