三菱HCキャピタルとAGCは、ジェイアール東日本企画(以下、jeki)とともに、オフィスビルへのデジタルサイネージ広告の展開および複数のデジタルサイネージ広告を連動させる新規事業の開発に向けて、協業を開始した。
同協業において、三菱HCキャピタルは、これまで培ってきた顧客基盤を活かし、広告媒体となる製品を有するAGCと広告主を結びつけるとともに、アセットホルダーとなり、オフィスにおける新たな広告媒体としてAGCが販売するディスプレイ一体型ミラー「ミラリア」を設置する。
ミラリアは、鏡の反射性とディスプレイの表示視認性を両立し、設置環境に適したデジタルコンテンツを表示できるという。
また、jekiの有するコンテンツの選定および収益性の検証などの知見を活かすことで、より効率的に製品やサービスの訴求機会を創出するとのことだ。
さらに、各社の有する知見およびノウハウを集約し、丸の内エリアのオフィスビル、商業施設、公共交通機関内に点在するさまざまな広告を連動させる新しいサービスの開発を推進する。
同サービスにより、日常生活の中で点在して目にする複数の広告を連動させることで、各施設の利用者に効率的に広告を展開し、効果を高めることが期待できるという。
三菱HCキャピタルとAGCは、11月を目途に、丸の内エリアのオフィスビル就業者専用フロアの共有スペースにて、ミラリアを活用した実証実験を行う予定である。
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