日本航空(以下、JAL)とKDDIは、移動需要や関係人口の創出などを目指す「デジタル×推し活」プロジェクトを開始した。
両社はこれまで、空港ラウンジや機内でのXR体験など、デジタル技術による体験価値創出に取り組んでいる。同プロジェクトでは、JALの持つ顧客接点や地域とのつながりと、KDDIの持つ生成AIやXR技術を掛け合わせ、「推しに没入する体験」をさまざまな接点で創出し、新しい移動需要を創出するという。
同プロジェクトはまず、人気アニメ「ラブライブ!シリーズ」の聖地巡礼ツアーと、首都圏・関西圏などを対象とした「地域謎解き・宝探しゲーム」の2種類のイベントを開催する予定だ。
JALとKDDIは今後、同プロジェクトを通じ、推し活の対象や体験内容を拡大し、継続的に推し活に寄り添うことを目指す。また、没入体験を軸にデジタル体験を拡張することで、地域の自治体・事業者やコンテンツホルダーなどさまざまな関係者に利用されるプラットフォームを検討するとしている。
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