リコーは、顧客の業務効率化や課題解決での活用を目的に、企業ごとのカスタマイズを行える700億パラメータの大規模言語モデル(LLM)を開発した。
製造業で特に重視される日本語・英語・中国語に対応したほか、顧客のニーズに合わせてオンプレミス・クラウドのどちらの環境でも導入可能。入力された文章を単語などの細かい単位に分割するトークナイザーの独自改良により、高速処理と省コストを実現し、環境負荷低減にも貢献するという。
同社は今後、2024年秋に日本国内での提供を開始し、さらに海外顧客への提供も目指す。
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