アクセンチュアは、明治安田生命保険(以下、明治安田)と2030年3月までのパートナーシップ契約を締結し、生成AIをはじめとする先端技術の活用により、全社横断的なDXプログラムを開始した。
全社横断的なDXプログラムとは、生成AIをはじめとする先端技術を活用し、明治安田の職員の生産性と効率性を飛躍的に向上させるとともに、人ならではの価値を最大限に引き出す取り組みのこと。
同取り組みは、少子高齢化や人口減少が進行する中で、イノベーションを通じた労働生産性の向上が喫緊の課題とされる日本社会において、持続可能な企業のあるべき姿を示すものだという。
同取り組みの第1弾として、2024年10月に全国約3万6000人の営業職員一人ひとりに寄り添うデジタル秘書の「MYパレット」を導入。MYパレットとは、顧客の属性や趣味嗜好、地域のイベント情報など多様なデータをAIが瞬時に分析し、営業職員に対して最適なコミュニケーションのアドバイスを行うもの。
また、顧客訪問時の情報も簡単に入力できるため、営業職員の業務負荷を最小限に抑えられるという。これにより、顧客によりきめ細やかなサービスを提供することが可能となり、顧客満足度の向上につなげるとしている。
今後は、MY パレットの機能をさらに拡張しつつ、営業職員にとどまらず、明治安田の全職員一人ひとりに寄り添うデジタル秘書の導入をともに目指すという。さらに、これら一連の取り組みを将来にわたって明治安田で主導できる人材300名を育成し、明治安田の持続的な成長に伴走するとのことだ。
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