パーソルホールディングスは、パーソルグループの人的資本に関わる考え方や取り組みをステークホルダーに理解してもらうことを目的として、「パーソルグループ人的資本レポート2025」を発行した。
同レポートは、パーソルグループの財産であり価値創造の源泉である「人的資本」をテーマに、グループの事業成長を支えるさまざまな取り組みを伝えるコミュニケーションツールだという。2023年度に初めて発行し、2年目の今回は、2030年のありたい姿である「“はたらくWell-being”創造カンパニー」を実現するための中期経営計画と人材戦略がどのように結びついているかを示しているとのことだ。
「パーソルグループ人的資本レポート2025」の特徴
中期経営計画2026では2000億円の人的資本投資を計画し、それがどのようにグループの価値創造(アウトカム)につながるのか、「人的資本インパクトパス」として可視化。投資が財務価値と非財務価値の創造につながる道筋を示すことで、ステークホルダーに同社の取り組みをわかりやすく伝えることが目的だという。
具体的には、価値創造につながる重要モニタリング指標として、3つの共通指標、「生産性」「エンゲージメント」「人員数」を定めた。これら指標をグループ横断でモニタリングしている。
また、事業ポートフォリオと連動した「人材ポートフォリオ」の整備に着手。本年度は第一歩としてグループ横断で統一の職種群を定義しており、25年度以降は精緻な情報をリアルタイムで把握できるシステムの構築に取り組むという。グループ全体の戦略に沿った職種別人員のマネジメントが、より機動的にできるようになるとしている。
その他、CXOなどの幹部メッセージや、パーソルグループの社員、派遣スタッフの声をコメントとして掲載しているとのことだ。
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