ビズリーチが運営する研究機関「ビズリーチ WorkTech研究所」は、国連が制定する3月8日の国際女性デーにちなみ、転職サイト「ビズリーチ」における「女性の転職動向に関する調査(2024年)」を行った。
転職活動を行う女性会員が過去最多
ビズリーチ上で、スカウト返信や求人応募、面接などの転職活動を行っている女性会員を対象に調べたところ、2024年は会員数が過去最多に。その増加率は全体傾向を上回り、自律的なキャリア形成の意識が高まる中、転職を通じて自身のキャリアを主体的に築きたいと考える女性が増加していることが推測されるという。また、転職で年収が「1割以上増加した」と52.9%が回答した。
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管理職経験のある女性会員数は4.4倍に伸長
管理職経験のある女性会員数は、5年前(2019年)に比べて、2024年は4.4倍となり、管理職経験のある会員全体の伸び率より大きいことがわかった。
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同じく5年前に比べて、管理職経験のある女性会員の転職数は3.3倍の伸長が見られた。
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また、2024年の管理職経験のある女性会員の年代別構成比を見ると、「30〜34歳」が最も多く19.7%、次いで「40〜44歳」が19.4%、「35〜39歳」が18.9%、「45〜49歳」が17.0%と続いた。各年代とも増加傾向にあるものの、特に30代前半の転職数は5年前と比べ10.3倍と大幅に増加しており、30代から管理職として活躍する女性が増加傾向にあることがうかがえる。
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