スパイスファクトリーは、システム開発・基盤構築・運用をワンストップで提供する総合システムインテグレーターであるDTSと、戦略的資本提携を締結した。

同提携により、DTSは同社の株式33.5%を取得し、長期的な成長を支える資本提携を締結。引き続き、代表取締役および経営陣が株式の約2/3を保有し、経営の独立性を保ちながら、さらなる成長を推進していくとしている。
事業シナジーを重視した資本提携を通じ、DTSと同社の強みを融合し、両社の企業価値をさらに向上させるとともに、持続可能な事業展開を実現していくという。同提携による取り組みは次のとおり。
- UI/UX設計の最適化:ユーザー体験を重視した直感的で使いやすいシステムの設計を強化し、DTSが提供するシステム基盤と融合させることで、実用性と利便性を両立させたサービスデザインでDXソリューションを展開
- アジャイル開発支援:従来のウォーターフォール型開発にとどまらず、スピーディなプロトタイピングと柔軟な開発手法を導入し、短期間での価値創出を可能にする開発プロセスを提供。DTSの大規模開発ノウハウとスパイスファクトリーのアジャイルマインドを融合し、迅速なDX推進を実現
- DXコンサルティングの強化:業界ごとの課題を分析し、最適なデジタル戦略を策定。特に、スパイスファクトリーのデザイン思考を活かし、クライアントの事業目標に沿ったDXのロードマップを構築し、戦略から実装まで一気通貫でサポート
- システム設計・基盤構築の一貫対応:DTSの大規模システム開発の知見とスパイスファクトリーのアジャイル開発力を掛け合わせ、企業規模や業種を問わず柔軟なシステムアーキテクチャの構築を支援。レガシーシステムのDX推進や、最新技術の導入・統合にも対応可能な体制を整備
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