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NTTデータグループらが組織再編を実施 役員の異動予定も決議

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 NTTデータグループおよびNTTデータは、計画達成に向けた機能強化を図り、さらなる中長期的な競争力を確保するため、2025年7月1日付で組織再編を実施する。

1.NTTデータグループ(持株会社)

コーポレートスタッフ組織

 従来のコーポレートスタッフ機能に加え、経営戦略・リソースアロケーション・ガバナンス等のグループマネジメント機能を高度化。グループ全体の事業成長により貢献していくために、以下の組織を中心に再編を実施するという。

グループ経営企画統括本部

 経営戦略機能を有する組織を統括し、グループ全体の経営推進を担うとしている。社内外の環境分析を行いグループの経営判断を行うとともに、サステナビリティ経営、将来のビジネス創出に向けた戦略投資、グループ全体のコンサルティング強化、注力領域の事業開発/促進、戦略的プロキュアメント(調達)等を推進すると述べた。

財務本部

 グループ全体の財務戦略の策定、実行を担うとしている。期待収益性・成長性・投資効率に基づき、注力領域である各事業・各施策へ投資する戦略的なキャッシュアロケーション等を推進すると述べた。

人事本部

 グループ全体の人財戦略の策定、実行を担うとしている。グループの効率的な人的資本経営をめざし、注力領域である各事業の目標達成に必要な人財を獲得・育成するHRマネジメント等を推進すると述べた。

グローバルガバナンス本部

 グループ全体のガバナンス、リスクマネジメントの方針策定、実行を担うとしている。グループ会社の適切なモニタリング、マネジメントを通じて機動性と統制のバランスのとれたガバナンス等を推進すると述べた。

グローバルマーケティング&コミュニケーション本部

 グループ全体のコーポレートマーケティングおよびコミュニケーション戦略の策定、実行を担うとしている。企業活動に関する社内外への発信を行い、お客さまやパートナーをはじめとするステークホルダーとのパートナーシップ強化等を推進すると述べた。

現行
コーポレート統括本部 事業戦略室
サステナビリティ経営推進部
財務部
人事本部
プロキュアメント部
ITマネジメント室
グローバルガバナンス本部
グローバルマーケティング&コミュニケーション本部
グローバルイノベーション本部
コンサルティング&アセットビジネス変革本部
監査部
変更後
グループ経営企画統括本部
※経営戦略機能を有する組織を統括し、グループ全体の経営推進を強化するため、コーポレート統括本部を名称変更
コーポレート戦略本部
※グループ全体の経営戦略策定、実行機能を強化するため、事業戦略室を名称変更
サステナビリティ経営推進本部
※サステナビリティ経営推進部を名称変更
(移行)グローバルイノベーション本部
(移行)コンサルティング&ビジネスアクセラレーション本部
※グループ全体のコンサルティング強化に加えて、注力領域の事業開発/促進をメインミッションとするため、コンサルティング&アセットビジネス変革本部を名称変更
プロキュアメント部
(移行)財務本部
※財務部を名称変更
(移行)人事本部
グローバルガバナンス本部
グローバルマーケティング&コミュニケーション本部
(移行)ITマネジメント室
監査部

コストセンタ

技術革新統括本部

 技術革新統括本部は、中長期的な競争力の強化をめざし、グローバルにおけるAgentic AIおよび生成AIの高付加価値アセット開発と展開を推進するため、「Apps & Data技術部」にその機能を集約。組織名称を「AI技術部」に変更するという。

 また、高度な専門知識とスキルを持つアーキテクトの育成を促進し、重要案件支援をグローバル展開するため、「先進エンジニアリング推進部」にその機能を集約。組織名称を「グローバルアーキテクト推進部」に変更すると述べた。

 さらに「Cloud & Infrastructure技術部」において、クラウド領域のアセット開発と国内展開を担っている体制を、NTTデータの「テクノロジーコンサルティング&ソリューション分野」に集約。アセット活用効果の最大化とビジネススケールの拡大をめざすという。

現行 変更後
技術革新統括本部 グローバル技術戦略推進部 技術革新統括本部 グローバル技術戦略推進部
先進エンジニアリング推進部 (名称変更)グローバルアーキテクト推進部
Apps & Data 技術部 (名称変更)AI技術部
Cloud & Infrastructure技術部 (テクノロジーコンサルティング&ソリューション分野に機能移管)
Innovation技術部 Innovation技術部
品質保証部 品質保証部

2.NTTデータ(国内事業会社)

 提言・実装・成果の価値提供モデルによる、お客さま提供価値のさらなる強化を目的とし、以下の組織を中心に再編を実施。

公共・社会基盤分野

 公共・社会基盤分野では、これまでの実績やノウハウ等の強み・アセットを生かしつつ、政策提言等の上流コンサルティングも強化することで、社会課題の解決に向け、めざす社会のデザインおよび官民の壁を越えた連携や関連するプレイヤーとの、共創によるエコシステム構築を推進してきたという。

 同取り組みをさらに加速・深化させるため、全社組織として生活者起点による業界横断での社会課題解決を推進してきた「ソーシャルデザイン推進室」を当分野に移管。

 これにより、同分野が社会課題解決に向けた提言力、実装力の強化を図り、よりよい社会システムの実現と同社ビジネスの拡大につなげるとしている。

法人分野

 法人分野では、「エンドツーエンドでのお客さま提供価値の最大化」の実現に向け、インダストリ単位での知見集約と機動的な対応力の確保を目的に運営してきたという。この体制のもとで各本部の専門性が着実に蓄積される一方で、インダストリを跨ぐオファリングビジネスが拡大しており、さらなる連携と知見の共有が求められている。

 こうした背景を踏まえ、「第一インダストリ事業本部」「第二インダストリ事業本部」の2つの事業本部を統括する「インダストリ統括本部」を新設。本部横断での知見の集約・流通を強化していくと述べた。

コーポレートスタッフ

 グループ全体のコンサルティング強化に加えて、注力領域の事業開発/促進をメインミッションとするため、従来の「コンサルティング&アセットビジネス変革本部」を「コンサルティング&ビジネスアクセラレーション本部」に名称変更するという。

 またNTTデータグループ、NTTデータおよびNTT DATA, Inc.では、取締役会において役員の異動予定も決議した。

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