旭化成グループは、2025~2027年度の方向性を示す『中期経営計画2027 ~Trailblaze Together~』を策定した。

今回策定した中期経営計画では、2027年度に営業利益2,700億円、ROIC6%、ROE9%の実現を目指す。2030年の目指す姿に向けて「重点成長」「戦略的育成」分野への投資を継続。利益成長を実現させるとともに「収益改善・事業モデル転換」分野にあたるケミカル事業の改革を進める。
2025~2027年度の3年間において、2022~2024年度の中期経営計画とほぼ同額の1兆円の投資決定を見込んでいる。ヘルスケア領域ではM&Aを中心に拡大を図り、住宅領域においても成長に向けた投資を国内外で検討する。マテリアル領域では、交換膜や水素関連、電子材料など対象を厳選して投資を行う一方、3年間でマテリアル領域全体の売上高の約20%に相当する構造転換を進めていく。
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