TsunagiとPlaruは、農業体験と地域回遊を軸とした関係人口創出・地域共創モデルの検討を開始した。
この取り組みは、Tsunagiが手がけてきた「蕎麦農業体験」「そば打ち体験」「蕎麦畑オーナーシップ制度」などの一次産業と向き合う機会を提供する活動と、Plaruが展開する地域内回遊・消費行動の見える化と促進という仕組みを掛け合わせたもの。

共創の第一ステップ:安曇野での「蕎麦畑オーナーシップ制度」開始
この共創モデルの実証第一弾として、2025年8月に長野県安曇野市で「蕎麦畑オーナーシップ制度」を始動する。
参加者は自分のそば畑で、種まきから収穫、そして自身で育てた蕎麦を打ってみる体験を通じてまでを通じて農の営みに関わりながら、地域の農家と交流し、五感で“農”を体験するという。関係人口の増加を促し、地方創生のステップにしていくことを狙いとしている。

取り組みの背景
日本の農業は、担い手不足や高齢化といった構造課題に直面。同時に、都市部を中心とした生活者にとって「農業を自分ごととして捉えられない環境」が、一次産業や地域に関わる最初の障壁になっている。
Tsunagiは、この“気持ちの壁”を越えるために、感情に寄り添う体験と自己への問いかけを深める経験を通しと問いかけの導線を設計。農業や一次産業との“出会い”の場を提供するという。
その後の共創やアイデア発信、商品化などを通じて、“関わり続ける地域”への変化を促しているとのことだ。
一方Plaruは、地域内の回遊・消費・体験行動をデータで可視化。人と地域がどうつながり、動くかを示すことで、観光・経済・政策支援に貢献しているという。
今回の連携では、Tsunagiが「感情を動かす体験のきっかけ」を、Plaruが「行動を動かす仕組みと可視化」を担い、一次産業から地域全体への“関係の連鎖”を共にデザインしていくとしている。

Plaruサービス紹介

蕎麦の畑
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