シャボン玉石けんは、システムインテグレータのQsolとともに実施してきたスマートファクトリー化の共同研究の結果を報告した。

両社は生産性や製品品質の向上を目指し、AIやIoT、ウェアラブルデバイスなどを活用した実証実験および共同研究を実施。シャボン玉石けんは主に検証フィールドの提供や現場検証、業務観点での評価を、Qsolは技術方式の検討、システム開発、技術観点での評価を担当した。
取り組みの結果、2023年度にはスマートファクトリー推進の体制・基盤を確立し、2024年度にはデータ取得範囲を大幅に拡大。シャボン玉石けんが守り続けてきた熟練の職人の技術を継承するためのデータ化や、社員の工数および電力コストの削減を実現した。
今後は工場全体に共同研究の内容を展開し、さらなる効率化・安全性向上・品質安定化を目指す。
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