イトーキと松尾研究所は、AI技術を活用した「オフィスにおけるマルチモーダル(※)データ活用による生産性評価研究」を開始した。
※異なる種類のデータを組み合わせて解析する技術

本研究では、従来のオフィス稼働データや主観的なパフォーマンスサーベイデータに加え、オンライン上の行動履歴やウェアラブルデバイスによるライフログデータを活用。働く環境・働き方・働く人の生産性との関係性を多面的に分析する。
研究目的は「生産性の定義と向上に寄与する行動・環境モデルの構築」と「生産性の客観的な計測・検証手法の確立」の2点。今後は研究初期フェーズでの仮説検証とPoCを経て、1,000人規模での外部実証へと進む。さらには、センシングデバイスやWebアプリによるデータ収集・分析プラットフォームを構築し、顧客向け評価分析サービスとしての提供を目指す。
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