セールスフォース・ジャパン(以下、Salesforce)は、三菱UFJ銀行が、金融業界向けに特化した自律型AIエージェント「Agentforce for Financial Services」を選定したことを発表した。

同行は、営業力の強化と顧客体験の向上を目的に、2025年4月より新しいCRMシステムとしてSalesforceの「Financial Services Cloud(FSC)」を導入。こうした取り組みをAIエージェントの活用によりさらに加速すべく、今回Agentforce for Financial Servicesの選定に至った。
Agentforce for Financial Servicesは、Salesforceが6月に発表した「Agentforce 3」の最新機能のひとつである、より高度に拡張された業種別の事前作成済みアクション(英語)を備えている。
Agentforce for Financial Servicesの導入により同行は、データの有効活用による提案品質の向上や業務効率の飛躍的な改善を実現。業務上の適用例として、面談前の顧客インサイト提示、面談中のフォロー、面談後の営業担当者向けフォローアップなど、営業担当者とAIエージェントの協働による業務の高度化を検討している。
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