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三菱総合研究所、「AIファースト支援コンサルティング」を開始

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 三菱総合研究所は2026年3月2日、企業のAI導入と業務変革を包括的に支援する「AIファースト支援コンサルティング」を開始した。本サービスは、企業がAI目的の概念実証(PoC)にとどまらず、業務全体へのAI定着を実現することを目的としている。

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 近年、生成AIをはじめとしたAI技術の進展により、企業のAI導入機運が高まってきた。一方で、導入の先進企業でも多くがPoC段階で止まっている現実があり、定着や業務プロセス全体への適用にまで至らないケースが散見される。この背景には、従来の「人の作業が中心・技術はサポート」という業務設計思想や、レガシーシステムの存在が挙げられる。

 AIファースト支援コンサルティングは、人とAIの協働を前提にした業務・組織再設計によって、企業活動のパフォーマンス最大化を目指すアプローチである。サービスは主に4つの工程からなる。

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 1つ目は「ユースケース探索・具体化」。顧客企業のビジネス課題を棚卸し、AI導入による期待効果や実現可能性を評価した上で、対応すべきユースケースの優先順位付けを行う。優先度の高いユースケースにはAIツールを実装し、業務に仮適用した上で新たなAI活用型業務フローを設計する。

 2つ目は「システム基盤構築・データ整備」。AI活用に必要なシステムアーキテクチャや開発・運用環境、データ基盤の設計を支援する。特に企業内の業務マニュアルやドキュメントなど、個社特有の情報をAIが参照可能な形で整備し、高度な情報管理やセキュリティ対応も考慮している。

 3つ目は「ルール・ガバナンス体制整備」。AI導入に不可欠なリスク管理や権限設計、品質保証などのルール策定、さらには全社的な運用ガバナンス体制も構築。組織横断でのAI活用を持続的に推進する仕組み作りを行う。

 4つ目は「定着促進伴走」。全体ロードマップや目標となるKPIを設定し、現場に定着するためのモニタリング制度やトレーニング体系などを支援。現場従業員への教育やスキルアップ施策を通じて、成果が持続的に積み上がる体制を構築する。

 三菱総合研究所では2020年より自社業務のAIファースト化にも取り組んできた実績がある。その経験をもとに、今回のコンサルティングサービスを開発し、民間企業の業務変革と生産性向上を支援していく方針だ。

 今後、日本企業のDX・AI化推進は国の競争力維持・強化のためにも不可欠な課題とされる。労働力人口の減少という社会的背景もあり、AIファースト支援コンサルティングを通じて、国内企業の生産性向上に一層貢献していく考えである。

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