データとAIが導く具体的な経営判断。3社の先進事例
経営層との概念的なディスカッションだけでなく、より具体的な数値に基づいた経営シミュレーションでも、AIの活用は進んでいる。会見では、3つの先進的な事例が紹介された。
1つ目は、東洋エンジニアリングにおける受注計画・実行計画の最適化の事例だ。プラントエンジニアリング業界では、個々の案件が経営に与えるインパクトが大きく、どの案件を受注し、どの案件を見送るかという「やらないことの選択」が極めて重要となる。同社では、個々のプロジェクトのQCD(品質・コスト・納期)をモデル化したデジタルツインを構築し、経営判断を支援している。
