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KDDIとABEJA、AI活用ドラマ「渡る世間は鬼ばかり令和版」を共同開発 AI技術を用いて脚本制作

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 2025年10月28日、KDDIは、ABEJAとともに一般財団法人橋田文化財団監修協力のもと、AI技術を用いた脚本制作プロジェクト「AI橋田壽賀子 渡る世間は鬼ばかり 令和版」への協力を発表した。本コンテンツは、橋田壽賀子氏の膨大な脚本群をAIで解析し、その特徴を現代向けに蘇らせる。AIと人が協働しながら制作を行う新しいショートドラマ作品として、2025年12月初旬よりBS-TBSの公式SNSで順次配信される計画である。

AI橋田壽賀子

 本プロジェクトの目的は、AIとエンターテインメントを掛け合わせた新時代の創作モデルを提示することである。AIは、脚本家の発想をサポートする「壁打ち」役として機能。人間の創造力を拡張する形で現代社会や家族の姿を描き直し、AIと人が共に創り上げる新しいエンタメ体験の創出を目指す。また、スマートフォンを中心とした視聴スタイルに合致したショートコンテンツとして、多様な生活者に「いつでもどこでもエンタメを楽しむ」機会を提供し、通信と文化の融合による新たな価値創出を図る。

 プロジェクトの役割分担としては、橋田文化財団が企画・監修・総合プロデュースを担い、脚本のデータ提供や文化的指針の設定を行う。KDDIはデジタル技術と人の創造性の融合のもとショートコンテンツ開発をリードし、通信とAI技術を活かしながら制作から配信まで統合的にプロデュースする立場である。ABEJAは橋田氏の脚本を参照しながらAI活用による脚本制作を支援し、AIと人による協調制作工程を構築し、クリエイターの創作活動をサポートする。

 具体的には、ショートドラマ「AI橋田壽賀子 渡る世間は鬼ばかり 令和版」は、コロナ禍を乗り越えた家族の日常や葛藤を描くホームドラマで、オリジナル脚本の精神と現代社会の要素を同時に取り入れる。BS-TBSの各公式SNS(YouTube、TikTok、Instagram、X)で視聴可能となる予定だ。

 さらに、本作の公開を記念したキャンペーンも発表されている。au ID利用者を対象に、抽選で300名に1,000Pontaポイントが当たるプレゼントを実施。2025年12月初旬から2026年3月31日までの応募期間で特設サイトからエントリー可能である。

 KDDIとABEJAは、AI×エンタメ領域における本プロジェクトを通じ、今後もAI技術による新しいデジタルコンテンツ市場の創出と、「人とAIが共に創る文化」の推進を目指す方針だ。

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