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Sansan、企業データ管理・AI活用強化の新サービス3種を発表

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 2025年11月21日、Sansanは企業のデータ管理とAI活用を支援する新たな3つのサービス、「Sansan Data Intelligence」「Sansan AIエージェント」「Sansan MCPサーバー」を発表した。

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 Sansan Data Intelligenceは、名刺・請求書データ等の処理実績と名寄せ技術を活用したデータクオリティマネジメントサービスである。800万件以上の独自企業・事業所データベースを基盤に、取引先情報の重複や更新漏れの補正を実現し、AI活用や戦略立案に必要な高品質なデータ基盤の構築を支援する。具体的には、基幹システムやCRM、SFA上の取引先データと連携し、自動的に企業・事業所を特定、独自識別コード「Sansan Organization Code」を付与する。これによりグループ系列やリッチな属性情報(従業員規模・業種等)を一元的に把握しつつ、人手に頼っていたデータメンテナンスの省力化と高品質なデータの維持が可能となる。また、登録時の正確なデータ提案やアップデート通知も備える。

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 データの更新漏れや重複登録を経験する企業担当者が8割を超える中、正確かつ最新のデータ維持は、顧客分析やAI導入効果の向上に直結する。AIが社内データを参照する際の精度問題も指摘されており、データ品質管理の重要性は増している。Sansan Data Intelligenceは、営業やマーケティング戦略に必要な企業属性情報の深掘りや候補の絞り込みも支援する。サービス提供開始は2025年12月下旬を予定している。

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 また、Sansan AIエージェントおよびSansan MCPサーバーというAI連携ソリューションも同日発表された。Sansan AIエージェントは、社内の名刺情報やSFA、基幹システム等に分散するデータを統合し、AIによる対話形式での情報活用を可能とする。営業担当者が商談準備や顧客理解でAIによるアドバイス・情報取得ができ、業務効率化や提案力の向上を支援する。導入時は、ユーザー企業ごとにデータ状況や課題のヒアリングを行い、最適なデータ基盤との連携体制を構築する。

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 Sansan MCPサーバーは、Microsoft CopilotやClaudeなどの生成AIツールとSansan間の接続を容易にする。ユーザーは普段利用する生成AIツール上で、Sansanに蓄積された名刺情報・接点履歴などのビジネスデータを検索・分析できる。これにより、属人的な業務から脱却し、データドリブンな戦略立案・営業実践を後押しする。

 Sansan AIエージェントの提供は2025年11月21日から、Sansan MCPサーバーは同年11月10日からトライアルが開始されている。問い合わせは、Sansan営業担当者または公式サイトで受け付ける。

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