Legalscape(以下、リーガルスケープ)と法律専門書の老舗である至誠堂書店は、資本業務提携に係る契約を締結した。

至誠堂書店は、裁判所合同庁舎や司法研修所、神奈川県弁護士会館内などに実店舗を構え、法律実務家に寄り添ったサービスを展開してきた。また、リーガルスケープは、次世代の法情報流通・利活用を可能にするプラットフォームとして、法務パーソンを中心に利用されている。
これまで、至誠堂書店は伝統的な紙の書籍を、リーガルスケープは先進的なデジタル情報を主として取り扱ってきた。
顧客にとって最も利便性の高い形を実現するため両社は、同資本業務提携を通じて「ここに来れば、法情報がすべて手に入る」をコンセプトに、紙の書籍やデジタル版書籍、インターネット上のデータベースといった情報の形を問わず最適な形で法情報を見つけ、利活用できる未来を目指す。
同資本業務提携によって、既存サービスに直ちに大きな変更が生じることはないが、両社のECサイトでは相互リンクなどの連携を開始した。今後は、上記コンセプトのもとで両社の異なる強み・アセットを融合。検索・推薦・ID連携などの機能統合を含めた継続的なアップデートを行っていくという。

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