NTTデータグループは、米国シリコンバレーに設立したAIネイティブな新ビジネス創出を推進する新会社「NTT DATA AIVista」のCEOに、Bratin Saha(ブラティン・サハ)氏が就任したことを発表した。
NTT DATA AIVistaは、2025年12月より本格的に事業を開始。先端AI技術に基づく新たな価値創出、顧客の経営課題解決、業務プロセス変革の実現を支援する。
NTTデータグループは、「AI-empowered New Value & Productivity」と「Next-Gen Infrastructure」を新たな注力領域として定義し、AIを活用した価値創出を推進してきた。同社グループでは、これら2つの注力領域を推進するにあたって、AI・クラウドベンダー各社とのアライアンスを拡大しており、グローバル規模でのエコシステム構築を進めている。
図:NTTデータグループの注力領域
NTT DATA AIVista のCEOに就任したブラティン氏は、NVIDIAやAmazon、DigitalOceanにおいて要職を歴任。AIや機械学習分野での豊富な実績を有している。直近のDigitalOceanでは、最高製品・技術責任者としてプロダクト戦略、プラットフォーム開発、セキュリティを統括し、時価総額の向上に貢献。そのほか、Amazon Web Services(以下、AWS)における数十億ドル規模のAI事業の構築にも貢献してきた。
ブラティン氏のメッセージ
次の企業変革の時代はAIによって推進されます。しかし、AIの真の価値が発揮されるのは、信頼性が高くスケーラブルなテクノロジー展開に関する深い専門知識と組み合わさったときです。ミッションクリティカルかつスケーラブルなシステムを数十年にわたり確実に提供し、世界中の複雑な企業から信頼を得てきたNTTデータグループのように、この次のAI改革の波をリードする準備が整っている組織は多くありません。私は、約20万人の社員と300億ドルを超える売り上げを持つNTTデータグループの一員として、NTT DATA AIVistaのCEOに就任できることを大変光栄に思うとともに、心から楽しみにしています。NTTデータグループやNTT各社と協力し、お客さまがAIを最大限に活用し、業務の変革と持続的な価値創出を実現できるよう支援していきたいと思います。
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