イノベーティブな組織にある「場をつくる能力」と「共通言語としてのデザイン思考」
この不確実で混沌とした時代において、人や組織が持続的に成長するには、そのプロセスに関わる全員がクリエイティブだと自覚できる環境を創る必要がある。米ハーバード大学のクレイトン・クリステンセンが、ジェフリー・ダイアー、ハル・グレガーセンと書いた『イノベーションのDNA』では、世界で最もイノベーティブな企業には、どのような創設哲学が企業文化として浸透しているのか研究した結果が書かれている。わかったのは、それらの企業の創設者や上層部経営陣は「イノベーションは全員の仕事だ」だという考えを持っていたことだ。