両社は、デジタルファブリケーションの進化や汎用ボードの普及により、ハードウェア、IoT分野への参入が容易になる中で、価値の源泉はハードウェアの機能ではなく、ソフトウェアあるいはサービスがもたらす顧客体験(UX)へと移行しているとして、高度なUX達成のプロフェッショナルとして、ハードウェアとソフトウェア両面で、「SPARK」を通じてIoTプロジェクトを支援していくという。
「SPARK」のプログラム内容は次のとおり。
・Scratch Building(アイデア出しからハードウェア・ソフトウェア双方の実製作までの一括支援)
要素技術や既存のビジネスリソースを前提にして、新たな製品/サービスを立ち上げるためのコンセプト作りやアイデア出しのワークショップから、その後のソフトウェア・ハードウェアの作りこみまでを一括して実施。
・Design Workshop
顧客企業、クオンタム、グッドパッチのメンバーの混成チームを組成し、2日間集中してコンセプト設計、サービス企画、ソフトウェア/ハードウェア企画までを行う。
・IoT UX Boot Camp
現在、顧客企業が持っているハードウェアやサービスについて、両社が2週間~1か月間にわたりUXや機能について検討を行い、ユーザー調査なども実施した上でフィードバックを行う。
・UI/UX Mash Up(既存ハードウェアを活用したUXデザイン/設計/プロトタイプ製作)
既にハードウェアが完成している、または完成が近いハードウェアが存在する状態で、それに合わせたアプリケーションやサービスを、UXデザインの視点を盛り込み構築/再構築。
・Design Advisory
クオンタム、グッドパッチの担当者が顧客企業内部での検討に同席し、UXデザインの観点に基づき、ソフトウェア/ハードウェア両面でのノウハウを共有。