アクセンチュアは、インクルージョン&ダイバーシティを重要な経営戦略として位置づけ、多様な人材が活躍できる職場環境の整備を推進している。特に女性活躍推進の取り組みにおいては、10年前と比較すると日本の女性社員数は3倍となり、女性管理職数については10年間で4倍となるなどの成果を残している。さらに2020年に向けて、日本オフィスの女性社員比率を現在の28.5%から33%に、管理職比率を現在の12.7%から20%に高めていくという新たな目標も掲げた。
今後、アクセンチュアが女性活躍推進の取り組みに留まらず、インクルージョン&ダイバーシティの取り組みをさらに加速させるためには、自社内だけではなく日本社会全体との対話が重要だと考え、今回の社外有識者によるアドバイザリー・ボードの設立に至った。
アクセンチュアは、外部有識者の知見を活かし、性別や国籍、能力や経験の違い、障がいの有無などに関わらず、社員1人ひとりが柔軟かつスマートで、生産性の高い働き方を実現し、リーダーとして最大限の力を発揮できる職場環境を整備していくという。
3月11日の発表記者会見後、アドバイザリー・ボードのメンバーは活動の第1弾として、アクセンチュアの女性社員約1,000人が一堂に集まった「International Women's Day(国際女性デー)イベント」にも登壇し、多くの女性社員を前に設立趣旨などを説明した。
アクセンチュアは、アドバイザリー・ボードメンバーと共に多様な人材が活躍できる次世代の働き方や職場の在り方について議論し、共同で対外情報発信などを行っていくとしている。
アクセンチュア・インクルージョン&ダイバーシティ・アドバイザリー・ボードの議長は、日産自動車取締役副会長の志賀俊之氏で、メンバーは次のとおり。
- インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢・代表理事 小林りん氏
- ワーク・ライフバランス代表取締役社長 小室淑恵氏
- Slush Asia CEO アンティ・ソンニネン氏
- 特定NPO法人グッド・エイジング・エールズ代表 松中権氏