組織の境界を越え繋ぐハブ人材「パンダリースパナー」
佐宗:
一方の動きでは、SNS先進層が広がりすぎた人間関係に対して疲れてしまう“SNS疲れ”もあり、「ローカル」、「リアル」、「濃い関係」に回帰している動きがあります。しかし、一方で新しいネットワークを作って新しいことを始めようという新しい動きも活発化しているように感じるんです。たとえば、大企業に所属する人も「社外の新しいネットワーク」の重要性を感じ、実際に取り組んでいる。
ここ数年感は「個人の時代」などといわれて、ノマド的な働き方のような「組織の外に出る」動きが活発だったように思うんです。だから、「働き方を考える」みたいなトピックが流行った。そして、現在は「先進層はすでに外に出た」時代で、コミュニティとして個人同士がつながり、そのコミュニティのハブ同士がつながるようになりました。組織にいる人も、「組織内にいる個人」として参加するようになって、それが、「仕事人」として組織を動かし、組織の枠を超えたオープンイノベーションの基盤となるような繋がりがボトムアップで起きつつある。