JDSCは、日本のものづくりの力を次世代に継承し持続的な進化を実現するため、高度な技能を持つ中小製造企業と連携し、新しい製造プラットフォーム「ものづくりJob Shopコンソーシアム(以下、MOJO)」を立ち上げた。

MOJOでは次のような価値を提供する。
1.多企業・多工程連携による高付加価値製品の創出
切削加工、溶接、表面処理、組み立てなど、各社の高度な技能を有機的に組み合わせることで、単独企業では難しかった複雑部品の製造や新技術への対応を可能にする。また、異なる分野の技術をつなぎ、新しい市場の開拓を加速。
2.フラットな受発注と情報連携によるエコシステム構築
従来のピラミッド型の下請け構造を脱却し、フラットで透明性の高い受発注の仕組みを実現。オープンなデジタルプラットフォームを活用し、加工条件や品質データのリアルタイム共有を可能にすることで、生産リードタイムの短縮、コスト最適化、品質の安定化といったメリットを発注・受注の双方にもたらす。また、熟練技能のデジタル化・標準化によって技術継承も推進。
また、MOJOではハード・ソフト両面からのアプローチを行い、プロダクト設計や試作・量産だけでなく製造プロセスそのものの課題解決も支援可能。
- ハード面:製品・機器・装置などの設計から製造における問題解決
- ソフト面:課題の構造整理、製造プロセスのコンサルティング、AI・IT技術を活用した最適化提案

【関連記事】
・ダイフクとJDSCが戦略的パートナーシップを締結 物流・生産現場の課題解決へ
・シーメンスとアクセンチュアが製造領域の専任グループを設立 エンジニアリングやDXの支援体制を強化
・アイスマイリーが「製造業向けAIサービスカオスマップ2025」を公開