作家を“応援する”というエコシステム
クリエイターを支えるのは、加速度的に増え続けているユーザーだ。2016年1月にcomicoのアプリは1200万ダウンロードを突破している。公式契約作家は作品提供にあたり月額20万円の報酬を得るが、ユーザーが気に入った作品を「応援」することでランキングが上がり、人気作品には「インセンティブ」として報酬に反映される。「応援」は一定無料だが、ユーザーは追加ポイントを購入して気に入った作品に投じることができる。
そうした高い評価を得たコンテンツは単行本として発行され、初の書籍化タイトル「ReLIFE」(著:夜宵草)については、5巻までの累計発行部数が100万部を突破した。また、2015年には5タイトルのアニメ化(うち2タイトルはテレビ放映)が決定するしたほか、映画、舞台など他分野への展開も積極的に行われはじめている。作品関連のオリジナルグッズを商品化・販売するECストア『comico SHOP』も好調だ。