イノベーションに繋がる気づきは、“原体験起点”で「普遍性」を捉える
入山:
非連続なイノベーションを担う人の“気づき”って、やっぱり自分の原体験が起点になっていることが多いですよね。たとえば、スタディサプリなどのサービスを提供するリクルートの山口さんは、大学卒業後に通った会計士専門学校の授業の一部が動画学習だったそうで、「これをもっとうまく使えば大きなビジネスと社会貢献になるのに」と感じたのが、後にスタディサプリを起こした原体験の一つだったそうです。
安宅:
やはり“生”の体験が重要ですよね。マーケットを生で見ると、様々な切り口での変数、値をバラバラに見るのではなく、全部つながって見えるじゃないですか。それがとても大切だと思っています。