インターネット革命によって、世界も産業構造も大きく変わり、例えば、現在のアメリカでは、時価総額ランキングのトップ10に1994年以降に誕生した企業が3社入っており、イノベーションによる新産業が確実に創出されていることがわかる。
一方、同様の視点で見た時に、日本国内においてはトップ10に入っている企業は1社もおらず、新産業創出が進んでいるとは言い難い状況にある。これはインフラ整備は進んだものの、インターネットの利活用は世界と比較したときにまだまだ進んでいないことが原因の1つだという。
この状況を打破するためには、インターネットのイノベーションの促進、大企業と東京圏への一極集中の解消、そしてグローバルな新興企業の台頭とそのパワーを活かした地方創生が重要であるとしている。
今回、その具体策として、FiSH(Fukuoka International Startup Hub)と題したイベントを開催することを決定した。この場を通して国内外の起業家、そして企業・新興企業・メディア・投資家などが一堂に集い、イノベーションを生み出すためのビジネスマッチングの機会を創出するという。
FiSHが開催される福岡市は、スタートアップ特区として国からの指定を受けており、国内外の企業に対して政策的な優遇措置がある。また、国内21大都市の中で3年連続開業率1位という、このイベントの開催地にふさわしい場所だとしている。FiSHの展示会への出展の募集を開始、来場申込については、9月中旬の開始を予定している。
■FiSH(Fukuoka International Startup Hub)開催概要
- 会期:2017年1月31日(火)~2月1日(水)
- 会場:福岡国際会議場(福岡市博多区)
- 主催:ナノオプト・メディア
- 特別協力:福岡市
- 来場者予定数:2,000人(2日間計)