ゼロワンブースター(01Booster)は、ホワイトペーパー「『事業性のある大きな新規事業』を創る考え方と実践ポイント 〜 大きな事業を生むプロセスの整理と市場戦略 〜」を公開した。
同資料は、イノベーション関連の研究知見と、企業・ベンチャー・行政での実践知を踏まえ、“スケールする新規事業”を生むために必要な前提・市場戦略・プロセスを整理したもの。

ホワイトペーパーの主な内容
1.「大きな新規事業」とは何かを定義する
なぜ多くの新規事業がスケールできないのか。その前提となる「大きな事業」の定義を整理し、売上規模・事業インパクト・企業内で求められる役割といった観点から、新規事業に求められる到達点を整理。これにより、構想初期の段階で、「そもそも大きくならない事業」に時間を使い続けるリスクを低減する。
2.大企業において“大きな事業”が生まれやすい構造を読み解く
社内新規事業は小さく終わる、という通説に対し、実際に大きな事業へと成長してきた事例や構造を解説。特に、既存事業や技術資産を生かしながら事業化する際に有効な領域やパターンを示している。
3.大きな事業を生むための全体プロセスと最も難易度の高いポイント
新規事業創出を「テーマ設定→構想→検証→拡大」というプロセスで整理した上で、最も失敗が起きやすい“テーマ設定・市場戦略”のフェーズに焦点を当てる。特定のポイントで判断を誤ると、後工程がいくら洗練されても成果につながらなくなる理由を解説。後工程での手戻りを防ぎ、事業化判断の精度を初期段階で高めることを目的としている。
4.自社の強みが定義できない状態から、事業テーマを描くための考え方
自社の技術やアセットのどこを「強み」と捉えるべきかが曖昧な状態では、事業テーマを描こうとしても議論が拡散しがち。同章では、そうした状況でも検討を前に進めるための考え方として、未来の市場構造や勝ち筋から逆算する視点(TBV)を紹介する。
5.構想を机上で終わらせないための意思決定の視点
バックキャスト/フォーキャストの使い分けや、事業継続・撤退判断の考え方など、構想段階であらかじめ持っておくべき判断軸を整理。「やる・やらない」「続ける・やめる」を感覚論ではなく、構造的に考えるための視点を整理している。
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