日本での教育市場に力を入れているアドビだが、18の国公立大学、76の私立大学、4つの教育委員会と包括的契約を結び、Creative Cloudの教育機関導入を推進してきた。
今回教員向けコミュニティサイト「Adobe Education Exchange (AEE)」(出典:アドビシステムズWebサイト)の提供で、奈良県の教育エバンジェリストと連携し、「教材制作のための活用研修、素材」「学校活動での活用事例」「生徒の演習を支援するチュートリアル」などを提供していく。こうしたリソースとノウハウの提供で、学校教育現場で「アクティブ・ラーニング」や「情報デザイン」といった時期指導要領にも対応していくという。
10月11日の発表会見で、奈良県教育委員会事務局学校教育課課長 深田展巧氏は「奈良県は以前は全国の教員のICT活用力の調査は最下位、この5年間のアドビとの包括的協力で教員のICT指導力が格段に向上した」と語った。
また、奈良県立磯城野高等学校教諭の松下征悟氏は、奈良県の名勝「依水園」の観光紹介をおこなうスマホ用のARアプリを生徒たち制作した事例を紹介した。
プログラミング学習オンラインサービスを提供するライフイズテックの水野雄介氏はが中学、高校生のプログラミングITキャンプやアドビのPhotoShopなどのツールを使い、アドビとの教育の元中高生のプログラミングやデザイン教育を支援していくという。