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Excelによる「分析力+資料作成力」とは

Excelによる“10年使える”ビジネスデータ分析は、「3+1」のプロセスで行う

“10年使える”Excelによる「分析力+資料作成力」養成講座とは:前編

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ビジネスデータ分析の「3+1」~ソフトウェアができること、あなたがすべきこと

Excelできれいな表とグラフを作成して終わっていませんか?

 表やグラフで「データの可視化(データビジュアライゼーション)」をすることは、必要な作業です。ただ、ここで終わったらまったく意味がありません。数字を図表に変えてデータ分析だと考えている人たちが意外にも多いのです。実にもったいないですね。もう一歩進めればデータ分析を通して、会社や組織に貢献ができるのに。

 ビジネスデータ分析の目的は明確です。「ビジネスデータ分析により何らかの知見を得て、その知見を活用することで会社や組織の利益と成長に貢献すること」です。「知見を得る」という目的に対して、ビジネスデータ分析は手段、道具、プロセスということになります。ビジネスデータ分析そのものが目的化しないように注意が必要です。

 ビジネスにおいてデータ分析を行う場合、「効率的、客観的、共有」が重要なことで、このことによりチームの意思を統一し、かつ意思決定を迅速に行えます。

 ビジネスデータ分析には何を使いますか? 多くのビジネスパーソンにとって、それは「Excel」です。高度な統計解析やデータマイニングを行うには相当のソフトウエアが必要ですが、ビジネスデータ分析はExcelで間に合います。皆さんのパソコンにはたいていの場合、Excelはインストールされていると思いますので今日からデータ分析を行うことができます。下記のデータ関連図では、BIの部分にExcelが入りますが、データの格納部分にもExcelを使います。つまり、Excel上でデータを保持し、加工をしながら可視化までのプロセスを経ます。もちろんこのデータの部分をSQLサーバなどのRDBを使うこともできますが、Excelを使うことで操作やシミュレーションの手軽さ、変更の容易さが実現できますし、準備・加工・可視化というプロセスを一つのソフトウエアで行えること、データや分析結果の共有が簡単なことが、Excelでデータ分析を行うメリットになります。

ビジネスデータ分析の「3+1」ビジネスデータ分析の「3+1」

 ビジネスデータ分析のプロセスは、大まかに上記のように「3+1」のプロセスになります。

 「3」とは、1.データ準備、2.データ加工、3.データの可視化になります。「+1」とは、分析のことです。BI(Business Intelligence)ツールはこの可視化までは使えますが、分析はしてくれません。そうです、ここからが、「あなたの頭脳のバリュー」になります。

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この記事の著者

加藤 昌生(カトウ マサオ)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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