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リクルートが示す2030年の働き方、テクノロジーによる変化をプラスに変える方法とは?

「テクノロジーが日本の『働く』を変革する」イベントレポート

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テクノロジーとの関係、活躍の場、契約形態を選びながらキャリアをデザインする時代へ

 プロデューサー/テクノロジスト」という分類は、「ジェネラリスト/スペシャリスト」という分類に似ている。しかし、特定の専門領域に閉じ、領域外の人とのコミュニケーションが下手なスペシャリスト、社内調整や人間関係づくりは得意だが専門性に対しては距離のあるジェネラリスト、という従来イメージされるものと区別するため、あえて異なる名称を用いたのだという。その人物像を、中村氏は以下のように説明した。

私たちが考えるテクノロジストは、特定の専門性を持った高度な専門職として、テクノロジーを自ら生み出す、もしくは活かす人。さらには、自身の専門性そのものも開発する人です。会社の置かれている環境や求められている状況において、自分でキャリアを開拓できる人なのです。

こういうテクノロジストたちと両輪で必要なのがプロデューサーです。新しい技術がどんどん速いスピードで出ていくときに、すべての技術に精通するのはとても無理。であれば、それぞれの技術に精通にしているたくさんのテクノロジストたちを、社内外合わせてネットワークを構築し、チームを組み、新しい付加価値を生み出すような人たちが、これから期待されます。

 また、2つのステージというモデルを作ったのは、フリーランスや起業という働き方を誰にも可能な選択肢としていくためだという。人の寿命がどんどん延びていく一方で会社の寿命は短くなっており、テクノロジーの影響もある中、たったひとつの会社に雇用された状態で職業人生をまっとうするのは、今や非常に難しい。しかし今の日本では、キャリアチェンジに向けて個人の意識も環境も、まだまだ準備不足だ。これからは会社間の転職のみならず、雇用されながら副業をしてみたり、会社の仕事がなくなった時のセイフティネットやステップアップの機会としてフリーランス/起業という働き方を選んだり、2つのステージを行き来できることが重要だというのだ。

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