イノベーションや共創を実現するためのエクスペリエンス3つのポイント
米GEでは、IoTといった新市場に対して、UXに関わる人材やリソースが3つの観点からコミットしてきている事実がある。
1つめは、そのもの自体がデザインの効用を証明する役割を担う「デザインプラットフォームの整備」である。同社では、産業用OS「Predix」の開発と普及に向け、UX人材たちが「Predix」に関わるインタラクションデザインのパターンやUX実現のためのフレームワーク、UXツール群を開発・整備してきた。これが、同社にエクスペリエンスを実現するためのいわば「デザイン言語」としての機能を果たしていて、社内メンバーやパートナー企業がIoTに関わるエクスペリエンスのソリューションに携わる際には、こういったデザイン言語やツール群を「使うこと」によって、魅力ある体験や生産性を向上させるシステムやサービスを創り出すことを容易にしている。