「toio」は、さまざまな遊びやゲームなどのコンテンツが入った別売りのtoio対応タイトルと組み合わせることで、直接おもちゃを触りながら操作し、アクションゲームやパズルゲーム、動きのある工作などの遊びを楽しむことができる、新たなプラットフォーム。toio の楽しみ方は、子どもたちの創意工夫によって大きく広がりる。ソニー、およびパートナー企業から「toio」で遊ぶためのゲームや工作キットなどのタイトルが続々と発売され「toio」を使った遊びの世界を広げていくとしている。
この商品および事業は、ソニーコンピュータサイエンス研究所での次世代インタラクション研究を元に、ソニーの新規事業創出プログラム“Seed Acceleration Program(SAP)”を通じて生まれた。
発表された商品は次のとおり。(カッコ内は型名、いずれも12月1日発売予定)
- トイ・プラットフォーム「toio」(TA-T010)
- toio 対応タイトル「トイオ・コレクション」(TA-C0S001)
- toio 対応タイトル「工作生物 ゲズンロイド」(TA-C0EU01)
トイ・プラットフォーム「toio」は、本体の“toio コンソール”と、モーター内蔵で動き回ることのできる“toioコアキューブ”2台、それぞれのキューブの動きを制御する2台のコントローラー“toio リング”により構成される。また、別売りのtoio対応タイトルは、ゲームや遊びのシナリオやルール、音声などのデータが格納されたカートリッジと、各タイトル専用でキューブを載せて遊ぶためのマットやカード、本、そしてキューブの上に乗せて遊べるキャラクターフィギュアや工作物などで構成される。
「toio」でのゲームや遊びは、各タイトルに付属のカートリッジをコンソールにセットし、キューブを専用のマットの上に乗せることからはじまる。キューブは、ソニー独自の絶対位置センサーでマット上の位置をリアルタイムに検出し、コンソールからの無線指示に従って、さまざまなルールやシナリオ、アルゴリズムに沿った正確な動きを実現する。
この技術により、例えば、アクションゲームの場合、マット上に描かれた仕掛けをキューブが通過すると、センサーがその情報を読み取り、スピンするなどキューブの動作を変えることが可能となり、タイトルによって変わるルールやシナリオに基づく動きが展開される。
「toio」の発売に合わせて、レゴ製品(別売り)などを組み合わせて遊ぶことができる工作バトルゲームやプログラミング発想を育むパズルなどの5つの遊びが入った「トイオ・コレクション」、クリエイティブグループのユーフラテスの監修による、紙とキューブで生物のような作品を作る「工作生物 ゲズンロイド」の2本のタイトルの発売を予定している。さらに、バンダイやソニー・ミュージックエンタテインメントをはじめとするパートナー各社がタイトルを企画・開発中だという。以降も「toio」対応タイトルは順次拡充されていく予定だという。