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「モノ」のデザインから「コト」のデザインへ

紺野 登/HCD-Netフォーラム2014:基調講演レポート

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人間の営みを通じたコミュニティを作り出すこと

カギとなる社会構造の変化(Society3.0)▲図版 カギとなる社会構造の変化(Society3.0)

 社会構造の変化を考えると、工業社会においては生産者と消費者が分離し、一方的な供給関係であった。そこから、CGMなどに代表されるように、需要者が生産者側に参加するようになってきた。知識社会の現代では、近年の3Dプリンタやパーソナルファブリケーションの動きなどのように、供給者と需要者はもはや境界は曖昧で、相互置換されるような時代になってくると紺野氏は語る。

 FabLabやTechShopを例にあげた紺野氏は、大事なのは3Dプリンタそのものではなく、そこで繰り広げられるモノや人とデザインの関係性こそが重要であり、人の営みが行われているコミュニティにこそ大きな価値を生み出す源泉があるという。

 20世紀のデザインは、原材料をどのような加工するかという「設計情報」だった。21世紀のデザインは、知識や経験をもとに価値創造や問題解決に導くもので、「設計情報ではなくプラットフォーム」として社会に価値を創造する設計方法とならなければいけない。デザイン思考の価値は、社会とつながり、人間の営みからどのようにしてイノベーションを生み出すかだ。 

価値生産プロセスとしてのデザイン▲図版 価値生産プロセスとしてのデザイン

 ビジネスにおけるデザイン思考は、新たな価値生産プロセスとしてのデザインであり、デザインが工業やものづくりの世界から、人間社会の共有地として、よりいっそう民主化が図られてきている。Human Centered Designの考えをもとに、いかに人の営みとつながっていくかを考えることが必要なのだとし、講演を締めくくった。

●イベント概要

  • イベント名:HCD-Netフォーラム2014
  • 主催:特定非営利活動法人・人間中心設計推進機構
  • 基調講演:「デザイン思考とHCD」
  • スピーカー:紺野 登 氏
    (多摩大学大学院経営情報学科教授、Japan Innovation Network代表理事)

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