シーモアパウエルに在籍した11年間で体感した「デザインの変遷」とは
アアルト大学を卒業した後は、英国のシーモアパウエルに入社。同社が手がけてきたBABY-Gやノキアの端末といったプロダクトの他、水素燃料を使ったバイクのプロジェクトなどをティーンエイジャーの頃から見てきた池田氏としては憧れのデザインファームだったという。
シーモアパウエルに在籍していた11年間、最初の5年間はプロダクトデザイナーとして、プロダクトやユーザーインターフェースのデザインなどに携わった。ところが在籍していた11年の間に、グローバル企業から来るオーダーが急激に変化していったという。プロダクトからユーザーインターフェース、サービスデザイン、ブランディング、さらに働き方や企業のビジョンなど、時代の変化と共にデザイナーに求められる内容が大きく変化していった。池田氏自身は、最後の6年間はデザインストラテジストとして勤務した。