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Biz/Zineセミナーレポート

LINE葉村氏が語る、ディスラプション時代を生き抜く「人間中心」「存在価値」「時空を制する」とは?

Biz/Zine Day 2018 Autumn セミナーレポート Vol.4

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 10月30日、秋葉原コンベンションホールで行われたBiz/Zine Day 2018 Autumn。「デジタル時代の破壊的イノベーション」をテーマに、小売店舗やリビングプレイス領域でのデジタルイノベーションに迫った。  基調講演に登壇したのは、著書『破壊 新旧激突時代を生き抜く生存戦略』(ダイヤモンド社)が話題のLINE株式会社執行役員・葉村真樹氏。「Disrupt or be disrupted:ディスラプション時代における企業と人の生存戦略」と題し、デジタルディスラプションとは何か、そしてその攻略法について語った。

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変化のスピードが加速する時代――この20年間で大きく開いたMicrosoftとGEの差とは

 GoogleやTwitterを経て、現在はLINEに籍を置く葉村真樹氏。セッションは、同氏のキャリアに大きな影響を与えた一節の紹介からスタートする。

変化のスピードはますます加速し、同時に舵取りはますます難しくなっていくというこのダイナミックな現象は、昔ながらの理論で説明がつくものではない

(デビッド・S・ポトラック チャールズ・シュワブ社長兼CEO『クリック&モルタル』)

 この言葉に衝撃を受けた葉村氏は、「デジタルの流れに乗り遅れたらダメだ」と感じ、銀行系シンクタンクや大手広告代理店といった従来の業界から一転、IT業界に身を置くこととなった。

 この危機感は、いまやビジネスにおいて当たり前の認識であり、各社デジタルトランスフォーメーションが進んでいる。しかし、アナログなシステムからデジタルへ移行することが、本質ではない。

 ここで葉村氏は、マイクロソフト(以下、MS)とゼネラル・エレクトリック(以下、GE)の名を挙げる。いわずもがな、MSはテクノロジーの企業であり、GEもGEデジタルを発足するなど、IT化に積極的だ。1997年には世界の時価総額ランキングで1位(GE)と3位(MS)だった2社だが、2017年にはMSが3位だった一方、GEはトップ10から陥落してしまった。20年で時価総額に大きな差ができてしまった2社。この20年間を振り返っていく。

葉村 真樹葉村真樹氏
LINE株式会社執行役員(法人事業オペレーション&マーケティング担当)
明治大学公共政策大学院兼任講師(情報・メディア戦略)
Google日本法人にて経営企画室兼営業戦略企画部統括部長、ソフトバンクにてiPhone事業推進室長、Twitter日本法人にて広告事業統括及びブランド戦略部門東アジア統括を歴任。AKQA日本法人代表、PwCコンサル ティング エクスペリエンスセンター長等を経て、現職。コロンビア大学建築・都市計画大学院修士課程修了 東京大学大学院工学系研究科博士課程修了、博士(学術)

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