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坂井直樹氏と福田淳氏が語る、デザイン経営時代の「ブランディング」とは?

デザイン経営時代のブランディング 〜WASEDA NEOトークセッション第1回〜(前編)

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ユーザーの「ブランド・スイッチ」が入る時

福田:話が少し戻りますけれども、「ブランディングって必要なんですか」といった質問も聞かれる機会が多いんですね。僕は、さっきの和田浩子さんのお話にもありましたけれども、「マーケティングは、知ってもらって、買ってもらうということが目的」。だから「営業に行くなら宣伝部」なんですけども、ブランディングは「この商品を愛してください」と言うこと。愛はお金で買えないうえに、しかも失敗も多い。というと、費用対効果やコスト重視の宣伝部では、ブランディングというものを扱えないんですよ。

 つまり、ユーザーに愛してもらうためにはいろんなチャレンジや失敗がある。だから経営者と同じ目線に立って、「これ失敗しましたね」「これは成功しましたね」っていう経験を共にすることでしかできないので、職業としてはなかなか新しいんですけども、難しさもまたありますね。

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